【あと1センチの恋】あらすじ・ネタバレ結末(感想)より楽しむために知っておきたいこと

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「あと1センチの恋」は2014年にイギリス・ドイツから発表されたラブコメ映画です。もともとミニシアターから上映開始したのですが、口コミで続々と話題に!映画館で立ち見が続出したほどで、実際にリアルタイムで観られなかった人も多かった話題作です。

幼馴染の2人、ロージトアレックスが繰り広げる12年間の軌跡を描きます。観ているとどうしてもロージーに肩入れしてしまって、アレックスの行動にムズムズイライラすることも多いですが、とにかく最後まで観たら感動で泣いてしまうこと間違いなしな王道ラブストーリーになっています。

原作は「P.S.アイラヴユー」の原作者、売れっ子恋愛作家セリシア・アハーンが描く2作目「愛は虹の向こうに」です。ここでは、

  • 時系列順に内容を知りたい
  • ロージの出演作品は?
  • 挿入歌で流れた有名な曲は?

など、本編をもっと詳しく知りたい人のために、詳しく解説していきます。

「あと1センチの恋」あらすじ

ロージーはとある披露宴でスピーチを担当することに。「今日は最良の日だと話そう」と心に誓うロージー。

いきなり嘘っぽい決意の言葉が出たところで、きっと新郎はロージーの好きな人だな…なんて推測したところで、時は12年前に遡ります。

ロージーとアレックス、すれ違い始めは18歳

ロージーとアレックスは幼馴染で親友。夢を語り合い、なんでも相談しあえる仲です。こういう関係っていいですよね。

2人は明らかに惹かれ合ってるのに、思春期ど真ん中の18歳。童貞に悩むアレックスはロージーの助言に後押しされ、クラスメイトのべサニーと体の関係を持つことに。

べサニーとの関係を聞かされたロージーは嫉妬し、クラスメイトのグレッグと一夜を共にします。

アレックスはロージーに、医者とホテル経営者というそれぞれの夢のために大学進学を提案し、2人とも合格通知を受け取ります。しかし、ロージーはグレッグとの避妊に失敗したことで妊娠してしまうのです。せっかく2人がまた共に歩み出せる機会だったのになんていう不運…。

ロージーは悩みを打ち明けられないまま、大学進学を諦めることに。アレックスはべサニーとの仲に夢中でロージーの異変に気づきません。そのままアレックスだけボストンへ向かうことに。

「巻き込みたくなくていえなかった」…ロージーの悲痛な想いとアレックスの鈍感さにムズムズする序盤です。

不慮の妊娠→大事な宝物ケイティを出産

ロージーは里子に出すと決めて産みますが、産まれた我が子ケイティを見て、自ら育てることを決意します。べサニーに目撃されたことで伝わり、アレックスが急いで戻ってきます。事情を聞いて父親代わりを名乗り出るアレックス。でも2人はここで付き合うわけではありません…正式に付き合ってしまえばよかったのにと思った人も多いはず!タイミングが合わない2人…。

アレックスに事実を告げられなかった理由を、ロージーはこう答えます。

「こんな新しい私ではなく、夢をもっているロージーを見ていて欲しかった」

やっぱりロージーはアレックスに恋をしているんですよね。恋する相手に一番輝く理想の自分を見て欲しいというのは女性に共通の願いなんじゃないでしょうか。ロージーのこうした発言にもどんどん感情移入していきます。

しかし!アレックスはボストンへ戻ったあと、クラスメイトのサリーと付き合い始めます。

なぜ!?と突っ込んだのは私だけじゃないはず。アレックスはロージーのこと好きなはずなのになんでこう軽率に付き合ってしまうのか。この辺は海外と日本の差なのかもしれないですね。サリーと付き合いつつ、ケイティの父親代わりとして交流しつつの生活になります。

5年後、アレックスに期待させられるも2人の距離は離れてしまう

ロージーはホテル清掃員として働き始め、新しい恋人もでき、ケイティは小学生に。順調な日々が過ぎていきます。一方、アレックスはサリーと価値観が合わず破局寸前。ロージーに会いたいとメールしたことで、ロージーは期待感を持ってボストンへ向かいます。

2人はの距離は縮まりかけるも、キスをためらったアレックス。実はサリーとの間に子供ができていたことが発覚します。…え、じゃあなんでロージーを呼んだのか?アレックス、ひどすぎます。

友人ハーブの展覧会を見にいくことになるも、アレックスはサリーに連れ回される始末。呆れて帰ろうとするロージーはを引き止めにきたアレックスに対し、ロージーはビシッと言うのです。

「過去にすがって現実逃避したかっただけなのよ!」…激しく同意です。

2人の仲は決裂してしまいます。ロージーがイギリスに戻るとグレッグが現れ、ケイティの父親として接していくようになります。「もう待つのは疲れた」人の温もりを求めたロージーは、グレッグを受け入れていき結婚します。 

結婚式に参列しなかったアレックス。実はサリーのお腹の子は友人ハーブとの子で、サリーと破局していたのです。アレックスの行動もひどいですが、女運の悪さにはさすがに同情しますね…。

さらに5年後、すれ違い続ける2人

スターに成り上がったべサニーと再会したロージーは、アレックスと連絡をとってみてはと助言をしてしまいます。この伏線があんな結果を生むことになるとは、この時点では想像もできませんでした。

両親が地中海に旅行に出かけますが、出先で最愛の父が急逝してしまいます。強く悲しむロージーに対し、グレッグは軽薄な態度、アレックスは強い思いやりを見せました。アレックスは「グレッグとでは幸せになれない、僕が幸せにする」といった手紙をロージーに送りますが、グレッグが先に読んで隠してしまいます。

ああ本当にタイミングが悪いアレックス…。なぜそれをいつも通りメールや電話で伝えないのか。

それから数ヶ月、グレッグが浮気していることが発覚、グレッグのものを処分している中で、隠されていたアレックスからの手紙を発見してしまうのです。

「ロージー、君はもっと愛されるべきだ」

グレッグに裏切られた直後のタイミングで、ずっと焦がれてきたアレックスからのこの言葉!すぐにアレックスに連絡するも、時すでに遅し。アレックスとべサニーが婚約しており、披露宴のスピーチを頼まれてしまうのです。

あの時べサニーに助言しなければこんなことには…。ただあんな言葉を残したならアレックスには待っていて欲しかったと思わずにもいられません。

「実らない恋から逃げて生きてきた」アレックスの本音

そして冒頭の披露宴にシーンは戻ります。これはアレックスとべサニーの披露宴だったのです。

「友情がお互いの人生を輝かせた、あなたがどこにいても私は愛してる」言葉を選んでいるものの、どうしても愛が溢れて出てしまうロージーのスピーチ…涙。あまりに溢れ出すぎてべサニーの睨む顔が怖いです。

パーティーの最中、幼馴染のトビーにキスされて戸惑ってしまったケイティ。アレックスはケイティに、「このままだとトビーはケイティを忘れるために他の女の子と結婚してこれが最高なんだと思い込むよう必死になってしまう」と自らの体験から語る。

実は18歳のとき、酔い潰れたロージーにアレックスはキスをしていたのです。そして実らないロージーとの恋から逃げるように、完璧な女性との恋愛を繰り返してきたことを明かしたのでした。

この展開、個人的にはちょっと嫌だなと思いました。アレックス、君はもっとロージーへ気持ちを伝える努力ができたはずだよ…本音でぶつからずに上手く行かないと思い込んでただけじゃないか、と。

そして12年越しに、2人の想いは結ばれる…

しばらくして、ロージーはホテルを開業します。そこに現れたのはアレックスでした。べサニーとも別れ、全てを置いてきたアレックスは、ロージーと一緒にいたいという気持ちを素直に打ち明けたのです。

「ロージー、僕とダンスに行かないか」18歳の時に言えなかった言葉をやっと伝え、キスする2人!

ロージーのこれまでの苦難を思うと、このラストシーンはかなり泣けました。作中アレックスに対して色々思ったこともあったけど、最後にロージーが本当の意味で幸せになれたので全部許せる感じでした。

「あと1センチの恋」登場人物・キャスト

ここからは主な登場人物を紹介します。役者情報も一緒にまとめるので、気になる演者は他作品もぜひ見てみてください。

ロージー・ダン

主人公のロージーを演じたのは、リリー・ジェーン・コリンズです。イギリス出身で女優のほかモデルやタレントもこなすマルチな才能の持ち主です。ロージーが終始可愛くて気になったかたも多いのではないでしょうか。

「白雪姫と鏡の女王」(12)で白雪姫を演じています。最近ではロマンスコメディ映画「ハリウッド・スキャンダル」(16)で主演を務め、ゴールデングローブ賞にノミネートもされています。リリーが気になったかたはこのあたりを観てみるのがおすすめです。他にも「プリースト」「ミッシングID」「シャドウハンター」などにも出演。

アレックス・スチュワート

幼馴染のアレックスを演じたのはサム・クラフリン。ロンドンの名門演劇学校を卒業しているイギリス出身の俳優です。2011年「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」で宣教師フィリップ役に抜擢されて以来、映画にも出演するようになりました。出演作は「スノーホワイト」(12)、「ハンガーゲームFINAL」(15)など。見た目が整っていることもあり、王子役などを担当することが多いようです。

グレッグ

ロージーを妊娠させ失踪し、5年後に父親としてやり直したいと再会、その後不倫が発覚して別れることになったダメ男グレッグ。グレッグを演じたのはクリスチャン・クックです。イギリスの俳優で、出演作には「ロミオとジュリエット」(13)などがあります。

べサニー

高校時代のクラスメイトでアレックスが初めて体の関係を持った女性。スタートして有名になったのち、ロージーの助言でアレックスと再会し結婚しました。最終的にアレックスがロージーのことを忘れられずに別れたこともあり、結局彼女は被害者だなあという印象もありますよね。

べサニーを演じたのはイギリスのモデル、スキ・ウォーターハウスです。「ダイバージェントNEO」(15)「フューチャーワールド」(18)などにも出演しています。

サリー

大学生になったアレックスが付き合った女性で、実は浮気をしており妊娠は浮気相手の子だとわかったことで破局したサリー。演じたのはタムシン・エガートンです。代表作はTVドラマ「CAMELOT〜禁断の王城〜」(11)、「グランドピアノ 狙われた黒鍵」(13)など。

ルビー

作品に良い味を加えてくれているルビー。ロージーの職場の同僚かつ友人で、アレックスへの想いと結婚式のタイミングの悪さからへこんでいたロージーを励まし、現地入りもサポートしました。ルビーを演じるのはジェイミー・ウィンストンです。

「あと1センチの恋」まとめ

ロージーとアレックスは、何度も何度も近寄りながらもすれ違い、2人がずっと持ち続けていた「好き」の気持ちを言う勇気が出ない中で、12年の時を経て結ばれることになりました。観ているともどかしい気持ちもたくさん抱きますが、ロージーの感情はリアルで共感すること間違いなしです。最終的には誰もが納得のハッピーエンドは涙なくして観れません。

気になったかたはぜひ一度は「あと1センチの恋」を観てみてくださいね。少し前の映画なので、U-NEXTでは見放題、Amazonビデオではprime料金内で見られるなど、お得に見られるサイトもたくさんあります。SNS上でも好きな映画にあげる人が多く、何度もリピートして観ている人もいるようです。

また挿入歌もとても素敵なので、注目してみてください。

曲名アーティスト
Alone Aginギルバート・オサリバン
Crazy in loveビヨンセ
Suddenly I See(プラダの悪魔でも使われていた曲)KTタンストール
Always on My Mind(主題歌)Josh Auer

 

本編と一緒にぜひ楽しんでくださいね!