【バトルロワイヤル】ネタバレ結末!あらすじ・登場人物まで徹底解説

     - バトルロワイヤル


20世紀最後の問題作として、国会にも取り上げられた深作監督による映画「バトル・ロワイアル」。中学生のクラスメート同士が最後の1人になるまで殺し合うという内容は多くの話題を呼び、興行収入は30億円を突破した名作です。

原作は高美広春による小説『バトル・ロワイアル』であり、そこから映画や漫画へと展開されていきました。そんな「バトル・ロワイアル」ですが、ここではあらすじ、主要な登場人物の設定や気になる続編への伏線や設定などを解説します。

「バトルロワイヤル」あらすじ解説

BR法可決

新世紀の初め、1つの国が壊れたー。

経済危機により失業者は1000万人を超え、完全失業率は15%を突破。家庭崩壊や学級崩壊は各地で見られ、少年犯罪は増加の一途を辿っていました。

暴走する子どもたちを恐れた大人は、ある法案が可決されます。新世紀教育改革法、通称「BR法」。その内容は、毎年ランダムで選ばれた中学3年生1クラスが最後の1人になるまで殺し合いを強制させるという恐ろしい法案でした。

岩城学園中学3年B組のBRが始まる

今回のBR法に選ばれたのは、岩城学園中学3年B組の生徒。修学旅行のバスで生徒たちは政府に拉致され、ある島に連れて行かれます。その島で教師キタノのもと、脱出不可能のサバイバルゲームの幕が開かれました。

極限状態に置かれた生徒たちは様々な行動を取ります。ゲームに乗る者、仲間と行動する者、自殺を選ぶ者、狂ってしまう者ー。

七原は前回のBR優勝者であった川田と意気投合し、キタノに殺されたノブが好きだった中川を守り、島からの脱出を誓います。

生徒たちの殺し合い

かつて友達だったクラスメートが銃を向け、刃物を振り下ろすー。そんな極限状態の中、生徒達は必死に生き残ろうとします。

殺しを楽しむ殺戮マシーン桐山和雄、奪う側に回っていきていくと誓った相馬光子、政府にカウンターパンチを食らわせようとする三村、好きな子をひたすら探し回る杉村。様々な想いが交錯する中、刻々と生き残りは減っていきます。

脱出後の七原と中川

壮絶な死闘の果てに、BR優勝者は川田となりました。しかし、川田の助けで七原と中川はデータ上で死亡した扱いとなっており、実際には首輪も外して2人は生存していました。七原たちは教師キタノを殺害し、島からの脱出に成功します。脱出の途中、最後の桐山との戦いで致命傷を負っていた川田は死亡。七原と中川は政府に全国指名手配犯として追われる身となり、街から走り出すシーンで物語は幕を閉じます。

「バトルロワイヤル」登場人物

七原秋也(藤原竜也)

本作の主人公。小学4年の時に母が出ていき、中学の入学式に父親が自殺。その後に施設に預けられるという過去があります。教師キタノに首輪を爆発させられて殺された親友ノブとはその施設で知り合いました。

ゲーム中ではノブが想いを寄せていた中川典子を守ると誓い、奮闘します。原作では元野球部で身体能力が高いという設定がありが、原作ではそのような描写はありません。記録上ではゲーム中40人目の死亡者です。

  • 出席番号:男子15番
  • 支給武器:鍋の蓋

中川典子(前田亜季)

本作のヒロインとなる人物。ごく普通の少女で、七原に想いを寄せていました。クラスでキタノの授業をボイコットしていたが、1人だけ授業に参加していたことが原因でクラスの女子からいじめのターゲットにされていました。

キタノに特別視されており、ゲーム中でもキタノに助けられるほど。終始七原と川田に助けられて、最終的には七原と共に島を脱出。脱出後は七原と共に指名手配犯として追われる身となりました。続編でもキーパーソンとして登場します。

  • 出席番号:女子15番
  • 支給武器:双眼鏡

川田章吾(山本太郎)

過去にBRで優勝したという過去をもつ転校生。今回のBRでは政府に拉致されて、ゲームの当て馬として参加させられました。

原作では留年してだぶってはいるが、七原と同じクラスメートという設定があります。身体能力が高いだけでなく、医療に関する心得や、船の技術、さらには首輪の外し方までも知っているという万能な人物です。

七原と中川とともに船で島から脱出するが、桐山に撃たれた傷から船中で死亡。川田のバンダナは続編で七原が身につけています。

  • 出席番号:男子5番
  • 支給武器:SPAS12(ショットガン)

桐山和雄(安藤政信)

川田と同じ謎の転校生として登場し、多数の生徒を殺害した人物。原作では七原と同じクラスメートで、不良グループのボスとして君臨していました。感情のない機械のような人物であり、原作ではコインの表か裏でゲームへの参加を決めるほど。

映画版では志願してゲームに参加し、殺しを楽しんでいるシリアルキラーの一面があります。容姿に関しても、原作はオールバックだったが、映画版では金髪のフラッパーパーマに変更。

初期の段階では台詞が一言だけありましたが、役者の安藤の希望により一切の台詞が無しになりました。

  • 出席番号:男子6番
  • 支給武器:ハリセン

杉村弘樹(高岡蒼佑)

作中では、ゲーム開始から想いを寄せている琴弾加代子(女子8番)を簡易レーダーで探し続けます。七原や三村と仲が良く、七原が桐山に襲撃されている時も七原を助け、灯台まで運びました。千草とは幼馴染の関係で、千草の最後を看取ったのも杉村です。

原作では拳法を習っており、非常に身体能力が高い生徒として活躍します。その強さは素手で銃を持つ桐山と互角に戦うほど。原作では桐山との戦いもあったが、映画版では拳法の設定はなく、桐山との交戦もほとんどありませんでした。

  • 出席番号:男子11番
  • 支給武器:エプソン ロカティオPNV700M(簡易レーザー)

三村信史(塚本高史)

ゲーム終盤で政府にハッキングを仕掛け、爆弾を作った生徒。クラスでは女子生徒に人気があり、ファンクラブがあるほどでした。原作ではバスケットをやっています。

作中ではいち早く首輪の盗聴に気が付き、新左翼の闘士である叔父に貰った爆弾で政府に反逆を企てようとするが、桐山の襲撃にあい、計画は失敗。最期は自ら作り上げた爆弾を爆破させて桐山を道連れにしようとするが、桐山を殺害するには至らず、桐山の目を失明させることにとどまりました。

  • 出席番号:男子19番
  • 支給武器:ベレッタM92F

相馬光子(柴咲コウ)

女子生徒の中で最も多くの生徒を殺害した人物。最期は桐山との死闘を演じるものの、防弾チョッキを着た桐山を倒しきれず、桐山に射殺されました。

特別編に追加されたシーンでは相馬の過去が描かれています。相馬の幼少期に相馬の母が薬に溺れ、相馬は薬の売人に性的虐待を受けかけました。しかし、相馬は寸前に売人を階段から突き落とします。

その過去から、「奪う側に回って生きていく」というのが相馬の信条となりました。ちなみに、原作での相馬の過去は映画版よりハードなものとなっています。

  • 出席番号:女子11番
  • 支給武器:鎌

千草貴子(栗山千明)

杉村の幼馴染であり、陸上部に属している女子生徒。杉村に関しては幼馴染以上の気持ちを抱いていたが、千草は杉村が別の生徒に想いを寄せていたことを察していたと思われます。

作中では新井田(男子16番)と口論になり、誤ってボウガンで千草を傷つけた新井田に怒り殺害を決意。新井田をメッタ刺しにするも、背後にいた相馬に気が付かずに銃で撃たれてしまいました。相馬からは逃げ切るものな、重症を負い杉村に看取られながら死亡しました。

  • 出席番号:女子13番
  • 支給武器:折りたたみナイフ

キタノ – ビートたけし

岩城学園中学3年B組の担当教師。ゲーム開始時では教師を辞めていたが、BRの担当教官として再び七原たちの担任となります。生徒には授業をボイコットされ、家庭では妻と娘のシオリに疎まれ、板挟みの状態でした。家庭も職場でも居場所を失っていたキタノは、死ぬつもりでBRの担当となります。死ぬ時は、唯一授業を受けていた中川に殺されることを望んでました。

作中で電話をしていた相手は娘のシオリであり、彼女が続編で主役の1人として登場します。

川田の恋人・大貫慶子(美波)

かつての川田のクラスメートであり、川田の恋人であった女子生徒。無論、川田が優勝したBRに参加しており、作中では川田の回想のみに登場します。

回想ではゲームの時間制限いっぱいまで川田と共に2人で生き残っていました。ですが、首輪が爆発する制限時間に差し掛かり、首輪の警報音が鳴り響いていたところで、川田に発泡。

しかし、それは川田に生き残ってもらうためでした。最期は川田に撃たれ、川田の腕で笑いながら「ありがとう」と言って死亡しました。

前回優勝者の少女

冒頭に自衛隊に囲まれながら出てきた、血まみれで人形を持っていた少女。少女は七原達が参加する1つ前のBR優勝者でした。その時の武器は持っていた呪いの人形です。本作では名前は不明ですが、続編である「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」では「舞」という名前が判明します。「Ⅱ」では七原と同じ反BR法組織「ワイルド・セブン」の1人として登場。ちなみに支給武器であった呪いの人形は「Ⅱ」でも大切に持っています。

キタノシオリ(前田愛)

教師キタノの娘。本作ではキタノとの電話での音声のみの登場します。実の父親であるキタノを「おじさん」呼ばわりしたり、電話越しでも息が臭いなどと発言してるあたりから、キタノのことをかなり嫌っています。ちなみに、キタノが最期に書いた絵はシオリに送られました。

キタノの死亡後、続編である「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」の女子生徒側の主人公として登場。キタノの死は彼女にとって、自らゲームへの参加するきっかけとなります。

BR法のルール。押さえておきたい!バトルロワイヤルの伏線・設定

BR法とは。子供の暴走を恐れ、大人の威厳を取り戻そうと目論んで施行された法案。毎年ランダムで選ばれた中学3年生の1クラスに、脱出不可能の無人島で最後の1人になるまで殺し合いを強要させるという内容。ここではBRの細かいルール設定や続編の伏線について解説していきます。

ルール詳細

制限時間は3日間。時間内に優勝者が決まらなかったら、すべての首輪は爆発して生徒は全員死亡します。

<支給されるもの>

  • ランダムに支給される武器
  • 水と食料
  • 地図と懐中電楼
  • 私物は各自自由

<禁止エリアについて>

設定された禁止エリアに入ると首輪が爆発し、死亡です。禁止エリアは定時放送後に時間後から2時間毎にエリアが3つずつ増えていきます。エリアは地図で確認することができ、コンピューターによってランダムに設定。基本的にサバイバルゲームは動かないのが得策であるのと、3日間という制限時間から強制的に生徒に移動を即す目的として禁止エリアが定められました。

<首輪について>

正式名称「ガダルカナル22号」。ゲームに参加する生徒に強制的に装着されます。首輪には生徒の位置がわかる発信機と盗聴器が仕掛けられており、いざとなったら政府が瞬時に遠隔操作で爆発させることが可能です。無理に外そうとしたり、禁止エリアに侵入したりすると首輪は爆発します。首輪の内部構造は国家機密扱い。

キタノ親子について

「バトル・ロワイアル」ではキタノの娘であるシオリは音声のみの登場となります。作中の電話の内容から、シオリはかなりキタノの事を嫌っています。妻の方もこれと言ったシーンはありませんが、かなり冷えきってる関係であることは、シオリの電話からも予想がつきます。

そんなキタノは、娘のシオリより唯一自分の授業を受けていた生徒の中川の方に心を開いていきます。キタノが最後に書いた絵の女の子がシオリではなく中川であることから、キタノはシオリよりも中川を特別視していたでしょう。

キタノの死亡後、その事実を知ったシオリは学校に行かなくなってしまいました。続編である「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」では、父であるキタノの思い出にケリをつけるために、自ら志願してBRに参加します。

キタノの書いた絵について

作中のラスト付近で、キタノは自分の書いた絵を中川たちに見せます。それは、中川以外の他の生徒が全員悲惨な死を遂げ、絵の中央に描かれている中川だけが生き残っている絵でした。キタノの死亡後、中川が描かれた絵はキタノの家族に届けられます。娘のシオリはその絵を見て、描かれている女の子が自分ではないことを悟ります。結果、シオリは不登校になり、心を閉ざしてしまいました。その後、シオリはキタノとの思い出にケリをつけるために、BRへ志願するに至ります。

ある意味、キタノの描いた絵はシオリをBRに志願するキッカケを与えたとも言えるでしょう。この絵はタケシ役のビートたけしが自ら書いた絵でもあります。

ノブのナイフ

ノブのナイフは作中で最後まで出てくるアイテムです。本作の冒頭ではノブが学校でキタノを刺したナイフになります。BRの説明の時にキタノが使用したナイフは別のものですが、ノブを刺した時はキタノが刺されたところと同じ箇所を刺しました。

ノブのナイフは本作のラストに七原と中川が所持することになります。なぜ七原たちが指名手配されている中、捕まる危険を犯して、ノブのナイフを取りに行ったかは明確には描かれていません。

ですが、七原たちにとって大切なものであることは間違いなく続編である「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」でも、七原はそのナイフを大切に持っています。シリーズを通して登場するアイテムであるので、重要なアイテムであることは間違いないでしょう。

三村の叔父

三村信史は作中のラスト付近で政府にハッキングを行ったり、爆弾を作っていますが、中学生の三村がそれらのことができたのには理由があります。三村は新左翼の闘士である叔父がいます。叔父の名前は三村真樹雄です。

三村は叔父を尊敬しており、ハッキングや爆弾作りも叔父から教わりました。作中で三村が所持していたはらはら時計も叔父から貰ったものです。三村の叔父は続編である「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」でも登場し、BR逃亡後の七原の助けとなりました。三村の叔父はBR法の被害者などが集まった、七原がリーダーである反BR法組織「ワイルド・セブン」とも深い関わり合いがあります。

「バトルロワイヤル」ネタバレ結末

  • バトルロワイヤルで生き残ったのは、七原秋也と中川典子
  • 過去のBR優勝者の川田は二人をかばって死亡してしまう
  • 生き残った二人は反BR組織ワイルドセブンを結成
  • キタノの娘が続編に参戦して、七原たちと対立

本作「バトル・ロワイアル」で七原と中川が島から脱出して3年後の世界が「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」の世界となります。七原はBR法の被害者達が集まった反BR組織「ワイルド・セブン」のリーダーとなり、大人たちに宣戦布告。そして首都庁舎爆破テロを引き起こしました。

そんな子供たちのテロを恐れた大人たちは、BR法を改正。新世紀テロ対策特別法、「BRⅡ」を成立。続編ではテロリストのリーダーである七原を殺害することが目的であり、勝利条件です。キタノの娘、シオリは自らこの「BRⅡ」に参加することになります。

「バトル・ロワイアル」では「仁義なき戦い」などで有名な深作欣二が監督ですが、続編である「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」では息子である深作健太が監督です。当初は深作欣二が監督を務めることになっていましたが、撮影中に深作欣二が病気で死去。撮影再開後は、息子の深作健太が正式に「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」の監督となりました。

よって「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」は、深作欣二の遺作でありながら、深作健太のデビュー作でもあるのです。