【ソウ3】ネタバレ結末を解説!ゲーム内容・ルールについても詳しく解説

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「ソウ3」は2006年に公開された映画で、第三作目の作品です。本作では、続編に続く様々な伏線や疑問が隠されており、本作だけでは回収しきらない作品です。特にアマンダがうなだれながらリンを射殺するシーンには、何か不自然な感覚を得るでしょう。 今作は時系列で言うとソウ2から6か月後ほどの出来事で、メインとなる被験者はジェフ。彼は交通事故で息子を亡くしていました。息子を殺した運転手や、証言をしなかった女性、軽い判決を言い渡した判事に激しい怒りを抱いて過ごしてきました。 ジェフに対するルールは「許すこと」です。自分や家族を貶めた相手を赦し助けることを学んで、最後の試練に打ち勝てば、愛する妻と娘が助かるというルールです。

「ソウ3」あらすじ

ジェフは息子を交通事故で亡くし、荒れた日々を送っています。今いる家族を大切にせずに復讐心に駆られているジェフは、気が付くと木箱の中に閉じ込められてゲーム開始を宣言されます。 一方のリンは、男とモーテルで揉めていてうまくいっていない様子。彼女もアマンダによって拉致されゲームに参加させられます。

アリソンが死亡、ジェフとリンのゲームがはじまる

爆殺された死体を見ているホフマン、ケリー、リッグ。その後マシューズの動向が気になっているケリーが被験者となりますが、ゲームに勝ったにも関わらず、体の皮を剥がされ死亡してしまいます。ケリーのその後はソウ4にて登場します。 ジェフは木箱から脱出してゲームに挑みます。最初のダニカを助けようと努力しますが、間に合わずに凍死させてしまいます。一方のリンはジグソウの心肺停止と共に起爆するトラップを頭につけられるのでした。ゲームが終了するまでジグソウの延命に成功すれば、生きて帰れるというルールです。 毎回複雑なトリックや錯覚で、最後のどんでん返しを行うソウシリーズ。今回はジェフとリンがまるで全く関係のない人物のように描かれています。特に冒頭のモーテルのシーンでリンと男が「離婚だ」というシーンのおかげで、リンとモーテルの男が結婚しているかのような演出を行っています。「早く離婚をして一緒になろう」と男は言いたかったのでしょう。

少ない設備で手術を行うことを決意

リンに対して激しく当たるアマンダ。ジグソウはアマンダに対しても「ルールを守るように」と言い聞かせます。ジグソウの容体が悪くなり、頭蓋骨に穴をあけて脳圧を下げる手術を行うこと決意するリン。アマンダと共に使えそうな道具を探します。アマンダは落ちているトラバサミを見ながら「意外なものが命を救うのよ」と過去を思い出します。 ジェフは二人目の被験者、判事のハルディンの救出を選択し、忘れられないでいた息子のおもちゃたちを犠牲にしてハルディンを助けました。しかし三人目、息子を轢き殺した酔っ払い運転手のティモシーとのゲームで、ハルディン、ティモシー共に死亡してしまいます。これまでの3件の試練は、ジェフが「許す」ということを学ぶための試練でした。許さずに復讐を果たしても、更に悲惨な現実が待っているという教訓を与えていたのでしょう。 一方では、ジグソウから「机の封筒の中身をみろ」と言われるアマンダ。「これから手術が始まるのよ」とその場は拒否します。今作では手紙の内容は明かされませんが、最終ゲームで重要な鍵を握る内容となっています。手紙の内容はソウ5で明かされます。

手術は成功

容体が安定したジグソウと会話をするリン。その間にアマンダは自分に用意された封筒の中身を確認し、過呼吸になります。拳銃を手に二人の元へやってきます。ジェフのゲームが終了したことをジグソウに伝えると、リンを開放するように命令を受けます。しかしアマンダは拒否します。ジグソウを師と仰いで、従順に従ってきたアマンダが完全に反抗するのです。何か理由がなければ説明がつかないシーンですが、言うまでもなく手紙の内容が原因です。小ネタで説明します。

アマンダへの試練:ゲームオーバー

最終試練を終えて、用意された拳銃を手にしたジェフがやってきます。ジェフが三人の元へ到着した瞬間に、アマンダはリンを撃ち抜きます。リンを抱えたジェフは怒り狂ってアマンダを撃ち抜き返します。 ジグソウは血を吐きながら喘ぐアマンダに向かって、「君へのゲームだった」と言います。ジグソウはアマンダを完全な後継者にするはずが、アダムやマシューズの生きる権利を奪ったことに絶望していました。アマンダへのルールはリンと同じく「人を生かす」こと。ラストのフラッシュバックシーンで、ジグソウはアマンダに向かって「ゲームがしたい」「ルールは人を生かすこと」と言っているのが判明します。 アマンダは息絶え、ジグソウの目の前には撃たれたリンとジェフがいます。ジェフが教訓を学んで、ジグソウを許していればリンは助かりましたが、やはりゲームオーバー。怒り狂ってジグソウの喉を裂くジェフ。ジグソウが死に、リンに装着された爆発装置が作動してしまいます。 ジグソウ、アマンダ、リンは死亡。ジェフは一人残されたままです。

「ソウ3」登場人物

本作で登場する人物を紹介していきます。

ジョン・クレイマー(トビン・ベル)

ゲームを仕掛ける主犯、ブレーンです。本作で病状は更に悪くなり、ベッドの上で寝たきりの状態となって登場します。アマンダに対してソウ1、2、3と全てゲームを行っていますが、真剣に後継者として考えているようです。「お互いに最も近しい人物」と言い、リンに対して「許してやってくれ、気性が荒いのが欠点なんだ」と庇うようなセリフも言っています。 本作で死んでしまいますが、胃の中に録音テープを残していたり、ジルとホフマンに仕事を引き継ぐための箱を残しています。

アマンダ・ヤング(ショウニー・スミス)

ジグソウを師と仰いで崇拝する人物です。ソウ1から全てに登場しており、ゲームの被験者となる回数も3回とシリーズ最多です。ジグソウに、セシルといたことを隠す為にリンを撃ったアマンダは、本当にジグソウに依存しているのを感じます。ジグソウが発作を起こしたシーンや、手術前のシーンは非常に悲しそうな顔をしています。 初回のゲームでは「麻薬依存症からの脱出」を成功し、第二のゲームでは「再生の為に死を味わう」ことに成功。おかげで麻薬依存症、臆病だったアマンダではなく、ゲームを進行できる人物になることができました。しかしジグソウが掲げるのが「人を生かして更正させるゲーム」なのにも関わらず、クリア者が出ないようなゲーム行うことから、今回の被験者となってしまいました。

ジェフ・レインハート(アンガス・マクファーデン)

息子を轢き殺され、復讐心に駆られている人物で、リンとコルベットの父親です。最終試練でジグソウを許して、救急車を呼ぶことができればリンは助かっていたかもしれません。三つの試練では、悩んだ挙句に全員を助けようとしていました。教訓を学んだかのように見えましたが、最後はゲームオーバー。ラストシーンでジグソウに「何も学ばなかったのか?復讐は更に悲惨な現実を招くだけだ」と言われています。 本作ではまだ生き残っているジェフ。同時進行となるソウ4で彼の結末が訪れます。

リン・デンロン(ハバー・スーメク)

ジェフの妻で、腕のある外科医です。息子を失ったショックから家族とも向き合わず、抗うつ剤を飲みながら過ごしていました。別の男に会いにモーテルに通っていましたが、ジグソウとのゲームで家族の大切さを再認識します。 大切な息子を事故で亡くして、夫は復讐心に駆られておかしくなってしまったことを考えると少し気の毒に感じます。最後はジェフのゲームオーバーで頭部が爆破され死亡します。

コルベット(ニーヴ・ウィルソン)

リンとジェフの娘です。本作ではジグソウによって監禁されていますが、ソウ5にてホフマンに救出されます。おかげでホフマンは英雄的な扱いを受けるのです。

マーク・ホフマン(コスタス・マンディロア)

ソウシリーズ後半のジグソウの代わりとなる人物です。本作では冒頭の現場検証シーンのみの登場でした。 ソウ4から一気に登場シーンが増えていきますが、実はソウ1のゲームからジグソウに関わっていた人物です。

アリソン・ケリー(ディナ・メイアー)

ソウ1から登場している人物でジグソウを熱心に追っています。本作の冒頭でアマンダのゲームによって死亡してしまいました。続編のソウ4で語られますが、アリソンはゲームをクリアしたのにも関わらず殺されてしまいました。 ジグソウが嫌う「殺し」をアマンダはアリソンのゲームでも行っていたのです。

ダニエル・リッグ(リリク・ベント)

リッグもソウ1から登場で、本作では序盤の現場検証シーンのみの登場です。続編のソウ4ではメインの被験者となってしまいました。マシューズ、アリソンという仕事仲間が次々に消されていくことに、強い怒りを覚えています。

ダニカ・スコット(デブラ・リン・マッケイブ)

ジェフの息子が撥ねられたところを唯一見ていた人物です。ダニカが証言をしなかった為に、ハルディンの判決が軽くなり、ティモシーは直ぐに釈放されました。 ジェフは、凍えるダニカを見て救おうとしますが間に合いませんでした。

ハルディン(バリー・フラットマン)

ティモシー・ヤングを6か月での釈放と判決した判事です。豚の死肉に埋もれて死にそうになりますが、間一髪でジェフに助けられます。三つの試練で、ジェフが唯一救えた人物です。 しかしティモシーの試練で、誤って発砲した弾丸に当たり絶命します。

ティモシー・ヤング(エブポー・クワホー)

ジェフの息子を轢いてしまった人物です。酒に酔って事故を起こしたのにも関わらず、早急な裁判で6か月で釈放されました。 ティモシーがかけられている拷問器具は、続編でジグソウがお気に入りと言っています。

ジル・タック(ベッツィ・ラッセル)

ジグソウの元妻です。本作では回想のみ登場します。次回作より登場頻度が増えて重要な役割を担っていきます。

エリック・マシューズ(ドニー・ウォルバーグ)

ソウ2にてメインの被験者となった人物です。ラストシーンで下水処理施設に監禁されました。足を潰して枷から脱出した後に、アマンダによって酷い暴行を受けて置き去りにされます。ソウ4でも登場します。

「ソウ3」小ネタ

ソウ3に関する小ネタ、続編のとのつながりを紹介していきます。

ソウ3、4は同時進行の物語

続編となるソウ4は本作と同時進行の物語になります。3,4共にラストシーンはジグソウの手術室で、ジェフのその後も明らかになるのです。3の冒頭シーンでアリソンが殺害されたのも、4を見越したものでしょう。4はアリソンの殺害現場にリッグが突入するところから始まります。

最初からアマンダへの試練だった

本作の被験者はジェフとリンの夫婦でしたが、メインのターゲットはアマンダでした。最初のトラバサミの試練をクリアしてジグソウに心酔し、ソウ2のゲームもクリアしたアマンダでしたが、ジグソウは失望していました。ジグソウは殺しを嫌います。アマンダのゲームに生存者はおらず、恨みや弱さからまだ生き残っている被験者にとどめを刺していました。 ジグソウの諭すシーンや、アマンダを語るシーンを見てもジグソウはアマンダに期待をしていたのでしょう。最後のゲームを乗り越えてほしくて多くの助言をしていましたが、アマンダはリンを撃ち抜いていしまいました。

なぜアマンダはリンを撃ったのか?

アマンダがリンを撃った理由は、封筒に入っていた手紙の内容が原因です。手紙の内容は続編で明らかになりますが、完全なネタバレとして紹介します。 ジグソウの妻、ビルは流産を経験しています。理由は、病院の戸締りを行ったジルは「上着を忘れた」と戻ってきたセシルに扉をお腹に押しあてられてしまったからです。そのセシルをけしかけたのがアマンダなのです。アマンダ自身はバレていないと思っているようです。 手紙の内容は、もう一人の協力者として存在しているホフマンからの手紙で、「リンを殺さなければ、セシルがお腹に扉を当てたときに一緒にいたことをジグソウにばらす」という内容でした。ジグソウは既に知っていて、ホフマンに手紙を書かせたものと思われます。アマンダに欠けている「人を許して生かす」という部分が克服しルールを守れば、リンを撃たずに生き残っていたのでしょう。

リンを推薦した人物

ジグソウにリンを選んだ理由を聞くアマンダのシーンがあります。リンを選んだ理由は、まずは「医者として優秀であること」、二つ目は「ジェフとの関係もありゲームが展開しやすい」というものです。アマンダはジェフとリンが夫婦であることを知りませんでした。アマンダに最終ゲームを予想されては、アマンダへの試練になりません。 リンを推薦した人物ですが、医者の実力を見抜くには、患者目線ではなく同じ医者にしか本当の実力はわかりません。作中で登場する医者と言えばゴードンです。リンを推薦した人物とは医者であるゴードンなのです。この事実についても続編で登場します。

「ソウ3」まとめ

本作のトリックは、ジェフとリンが夫婦に見せないトリックによって、最終試練でアマンダが試されているというものでした。いつもながらジグソウの巧妙なゲーム運びに驚かされます。アマンダが言われた通りにリンを開放していれば、また違う結末になっていたでしょう。最後にここではソウ4に向けて、再確認しておくことや、ポイントを紹介していきます。

  • ジェフとリンは夫婦だった
  • 後継者であるはずのアマンダが死亡
  • ホフマンの行動に注目

ソウ4ではジグソウの解剖シーン、アリソンの現場検証のシーンから物語が始まっていきます。ジグソウが期待していたアマンダが死亡してしまいましたが、もう一人の協力者であるホフマンの行動に注目です。またジグソウが胃の中に残された遺言「すべてを支配した気分だろう。試されることなく立ち去るつもりか?」というのも重要な伏線となっています。ソウシリーズは細かなところに伏線がちりばめられているので、一瞬たりとも気が抜けません。 ソウ4は「3と同時進行」というネタバレをしっていなければ、ラストを想像することは不可能なくらい作り込まれた作品です。ぜひお楽しみください。