【ソウ6】あらすじ・ネタバレ結末まとめ!時系列まで徹底解説

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「ソウ6」は2009年に公開された映画で、時系列では前作「ソウ5」からわずか数週間後の出来事です。 メインの被験者はウィリアムです。アンブレラ保険会社の代表で、多くの保険金を部下たちと共に却下してきました。ジグソウから「誰が生きるのかを君が決めているのか?」と聞かれて「計算式で出している」といかにもジグソウから軽蔑されそうなセリフを吐いています。 ウィリアムへのルールは「60分以内に4つのゲームをクリアすること」です。ジグソウからの皮肉なのか、ゲーム内容は、大切な部下の誰を殺し、誰を生かすか?というゲームが多いです。そして最後には自分自身に生きる価値があるのかを試されます。 また本作ではジグソウの仕事を引き継いだホフマンとジルが活躍します。FBIに徐々に追い込まれるホフマンと、未だ謎の多いジルの行動に注目です。まずは考察を含めたあらすじを追っていきましょう。

「ソウ6」あらすじ

冒頭は残酷なゲームシーンからスタートします。悪徳貸金業者のエディとシモーネが自分の肉を削ぐゲームに参加させられ、シモーネが勝利して生還します。

ウィリアムがゲームに参加

前作でストラムを始末したホフマンは、不敵な笑みを浮かべながらジグソウに残されたゲームを遂行していくため、表の顔は刑事として活動を始めます。 ウィリアムは保険会社の代表。部下たちに顧客の粗を探させて、多数の支払い拒否を勝ち取っていました。直近の問題では、支払い拒否を行ったアボットという男性に訴えられていましたが、ウィリアムは気にせず、部下たちを鼓舞します。アボットは癌でしたが、30年前に顎の手術を行ったことを申告していなかったので支払いを却下されてしまいました。ウィリアム法務担当者からアドバイスを受けている時、ジグソウ(ジョン・クレイマー)が死亡したというニュースが流れており、不安そうな顔をしています。なぜならば過去に、ジグソウの保険金も支払い拒否をしているからです。案の定、ウィリアムは豚マスクに襲われてしまいます。

ストラムに疑いを着せるホフマン

ホフマンは自分が仕掛けたエディと、シモーネのゲーム後に刑事として到着します。現場ではストラムの後任のダンと、生死不明だったペレーズがいました。共犯者が判明して安全が確保できるまでペレーズを匿っていたのです。そして死亡したシモーネの死体からストラムの指紋が検出されます。ダンとペレーズもストラムが容疑者という線で捜査を始めます。 ホフマンによって壁に押しつぶされたストラムでしたが、最後に金網にしがみついた片腕が残っていました。ホフマンはその片腕を袋に入れて、ゲーム現場に指紋を残していたのです。冒頭のシーンでホフマンが不敵な笑みを浮かべていたのは以上が理由です。ジグソウも異常でしたが、血肉が滴る片腕を見て、笑みを浮かべるホフマンの狂気さも異常です。 一方のジルはジグソウの遺品として渡された木箱を開封していました。中には1~6まで数字が書かれた封筒があります。中にはゲームのターゲットとなるパメラの写真も入っていました。後日パメラからジルに接触してきます。取り合わないジルですが、パメラはある手紙を残して去りました。その後、パメラは豚マスクに襲われてしまいます。手紙はソウ3でアマンダがリンを撃つきっかけになった手紙です。

訳も分からず監禁されるタラ、ブレンド

ウィリアムは手足に爆弾をつけられてゲームに参加させられます。60分以内に4つのゲームをクリアして最終試練に臨まなければ愛する家族に二度と会えないというものです。まずは清掃用務員のハンクとのゲーム。ハンクは上半身を砕かれ、ウィリアムは勝利して次のゲームに向かいます。 一方、監禁された部屋で目を覚ますのは、親子の母タラと息子ブレンド。その向かいにはまだ目覚めないパメラが拉致されています。ゲームモニターが備え付けられており、そこにはゲームに参加しているウィリアムの姿があります。直前のウィリアムに対するルールの中で「愛する家族と二度と会えない」というものがでてきますが、おかげでタラとブレンドがウィリアムの家族だと錯覚してしまいます。ラストのどんでん返しの為のトリックとなっています。

焦るホフマン、死んでいくウィリアムの部下たち

ゲームの行方を見守るホフマンの元へ、ダンから連絡が入ります。「唯一使用されたナイフが異なる事件、セス・バクスターのゲームに使用されたテープが手に入った」というものでした。音源はホフマン自身の声を加工したものです。ホフマンは焦りを抑えながら急行します。 ダンとペレーズの元へ到着したホフマン。直接的な言葉はないですが、ペレーズは明らかにホフマンを疑っているような態度を取っています。そしてテープの「分析結果が出た」という連絡を受けて、3人はラボに向かいました。 ウィリアムはジグソウの保険を却下したときや、人の生死について会話したことを思い出していました。時間制限が迫る中、「2人のうち1人しか助けられない首吊りゲーム」「自分の体内にある鍵を渡して1人を助けるゲーム」「6人のうちウィリアムが選んだ2人以外ショットガンで撃たれるゲーム」というゲーム。つまりウィリアム自身が命の決定権を握っているゲームを通過して、最終試練に臨みます。  

暴君ホフマンを始末しようとするジル

ラボで声紋結果を待つ、ホフマン、ダン、ペレーズ。声紋結果が出てホフマンの声が大きく流れます。その瞬間にホフマンはダンを殺害、続けざまにペレーズと声紋分析官を殺害し、ラボに放火してゲーム会場に戻りました。ゲーム会場に戻るとデスクに手紙が置いてあります。「ジルが流産した晩、君はセシルといた。彼らの子供を殺した。俺は知っているぞ。いう通りにしろ。リンを殺せ。逆らえばジョンに告げる」という内容の、ホフマンがアマンダに向けたものです。ソウ3から登場していた手紙ですが、ようやくソウ6で手紙の内容が明らかになるのです。ホフマンはなぜ手紙があるのか疑問に思います。その瞬間、後ろに隠れていたジルが電気ショックが起こすためのリモコンを操作。気絶したホフマンにトラバサミを装着します。

タラ、ブレンドとパメラに挟まれた最終試練の場に現れるウィリアム。ウィリアムの最終試練にンとは「自分が許されるかどうか?」というもので、タラとブレンドは冒頭のアボットの家族でした。ウィリアムの愛する家族とは、妹のパメラのなのです。父の命を奪ったウィリアムを許せなブレンドは、フッ化水素酸が注入されるレバーを引いて、ウィリアムに断罪しました。パメラは叫びながら、実の兄が溶かされていく様子を見せられました。 レバーが引かれたと同時にホフマンに仕掛けられたトラバサミも作動します。タラ、ブレンドがウィリアムを殺そうとしたら作動する仕掛けになっていたのです。タイムリミットが迫る中、何とか拘束を逃れ、鉄格子でトラバサミを抑えることでホフマンは一命をとりとめました。

「ソウ6」登場人物

本作で登場する人物を紹介していきます。

ジョン・クレイマー(トビン・ベル)

ジグソウゲームを仕掛ける人物であり、連続殺人犯。ソウ3で死亡し、本作では回想のみの登場です。ウィリアムの保険会社の商品に入っていましたが、手術内容が認められていない為に保険はおりませんでした。保険金の受け取りを断られたときは、かなり怒っている様子でした。その証拠に本作のゲームは、ウィリアムの部下を入れた今までで一番の被験者多いゲームとなっています。

マーク・ホフマン(コスタス・マンディロア)

ジグソウの仕事を受け継ぐ刑事。残忍さ持っていることやゲームを行うことで、全てを支配した万能感を感じてる節を見抜いていたジグソウからターゲットにされていました。ジグソウの意思を継いだジルから罠を仕掛けられますが、見事に生存しています。

ダン・エリクソン(マーク・ロルストン)

ストラムの後を継ぎ、ジグソウ事件を追うFBI捜査官です。ペレーズによりはホフマンを疑っているような言動はありませんが、ストラムが犯人だとは確信してはいない様子でした。最後はホフマンに首を切られて、ガソリンを撒かれてラボごと焼かれました。

リンジー・ペレーズ(アシーナ・カーカニス)

ストラムの相棒のFBI捜査官です。ストラムを擁護するような発言や、ホフマンを疑い試す様な発言をしています。一度はジグソウの罠により、命の危機を味わいましたが生還。しかし本作で正体を現したホフマンによって殺されてしまいました。

ジル・タック(ベッツィ・ラッセル)

ジグソウの元妻です。ジグソウからの遺品を受け取り、ホフマンを始末しようとしますが失敗してしまいます。生前のジグソウが行うゲームには反対していましたが、ジグソウの事を愛していたようで、ジグソウからのビデオには涙を流しています。  

ウィリアム・イーストン(ピーター・アウターブリッジ)

保険会社アンブレラの代表で、報道記者であるパメラの兄です。悪質な方法で保険金を却下しているので、血も涙もないように感じられますが、ゲームでは身体を張って部下を救ったり、保険金を却下したアボットに対して、同情するような表情を見せたりと、優しい一面も持っています。

パメラ・ジェキンス(サマンサ・レモール)

前作のホフマンの表彰会見にも登場していた人物です。ウィリアムの妹であり、ウィリアムが冒頭で「誕生日にすまない」と詫びていた電話相手は、パメラです。

デビー(キャロライン・ゲーヴ)

アンブレラ保険会社の法務担当者です。迷路を抜けて、ウィリアムの体内にある鍵を手に入れるゲームに参加しますが、失敗しました。

ハンク(ジェリー・メンディシーノ)

ウィリアムと「どれだけ息を吸わずにいられるか」というゲームをして敗北しました。

ウィリアムの第二のゲームの参加者です。ウィリアムがアディを選び、アレンは死亡しました。

  • アディ(ジャネル・ハチソン)
  • アレン(ショーン・アーメッド)

 

回転木馬で順番にショットガンを撃たれていくゲームの参加者で、ウィリアムの部下です。

  • アーロン(ジェームズ・ギルバート)
  • エミリー(ラリッサ・ゴメス)
  • ジーナ(メラニー・スクロファーノ)
  • デイブ(ダライアス・マクラリー)
  • ジョッシュ(ショーン・マシーソン)
  • シェルビー(カレン・クリシェ)

 

冒頭のアボットの家族です。保険金が下りなかったため、父アボットは死亡しました。実質的に父親を殺したウィリアムを許せず、息子ブレンドは、ウィリアムを断罪します。

  • ブレンド・アボット(デヴォン・ポスティック)
  • タラ・アボット(ショーナ・マクドナルド)

エディ(マーティ・モロー)

冒頭のゲーム参加者です。返済能力がない人に金を貸し付ける悪徳金融を営んでいました。シモーネに破れて死亡しました。

シモーネ(タンデラ・ハワード)

エディと共に悪徳金融業を営んでいた女性です。ゲームに勝利したかわりに片腕を失いました。「ソウ・ザ・ファイナル」ではジグソウ被害者の会の人物として登場します。

「ソウ6」小ネタ

ソウ6に関する小ネタ、続編のとのつながりを紹介していきます。  

ジグソウがアマンダを被験者にえらんだのは、麻薬中毒者という理由だけではなかった

本作で明らかになる「ソウ3」の手紙内容。アマンダへの最初の試練は、ジグソウが報復の意味も込めて選んだものでしょう。アマンダがセシルを促さなければジルは流産しませんでした。 また手紙に関してはホフマンが、勝手に書いたという解釈もあります。しかし「ソウ3」でジグソウがアマンダに手紙を見るように促している事からアマンダへのゲームの一部としてジグソウが仕組んだものと思われます。

ウィリアムの体内に鍵を埋め込んだのもゴードン?

ネタバレになりますが、「ソウ・ザ・ファイナル」でゴードンが協力者としてゲームの仕掛けを施していたことが明らかになります。目の付近に鍵を埋め込んだり、目や口を縫ったりするのを手伝った描写がでてくるのです。 しかし現段階でジグソウはおらず、ホフマンもゴードンの存在を知らないことから、ゴードンの協力は考えにくいです。となると体内に鍵があるのはブラフと考えられるかもしれません。

ウィリアムのゲームはジグソウが行いたかった仕事

ウィリアムへのゲームはホフマンが独断で行ったわけではなく、段取りのほとんどをジグソウが準備しておいたものです。ウィリアムへのビデオに、人形ではなく本人が登場しているからです。

ホフマンへのゲームでもある?

本作はウィリアムのゲームと同時にホフマンを試すためのゲームにも捉えられます。「ソウ4」の冒頭シーンでは、テープから「試されることなく立ち去るつもりか?」とジグソウからのメッセージが送られているのも伏線となっています。 ウィリアムが許されない場合に作動したトラバサミであることから、一部のゲーム内容や仕掛けは、ホフマンに任せられていた可能性も考えられます。ゲームの目的をはき違えて、「更生」ではなく「支配欲」に駆られたホフマンが、「ウィリアムの更生に成功したら生きられる」というようなジグソウの思惑もあるのではないでしょうか。

ジルが封筒をポストに入れるシーン、詳しい詳細は最終作で

何の前触れもなく、ジルが封筒をポストに入れるシーンがでてきます。ネタバレになりますが、相手はゴードンです。「ソウ・ザ・ファイナル」でジグソウ被害者の会の古参として登場するゴードンですが、「ソウ1」のゲーム以降、ジグソウに協力をしてきたのです。 ジグソウにゴードンを頼れと遺書を残されたジルが、迷いながらも封筒を入れたのです。

「ソウ6」まとめ

ウィリアムの家族錯覚トリックと、今は亡きジグソウにホフマンが試されるというラストで終える本作。ソウシリーズでは初登場となるウィリアムのゲームシーンが、映画のほとんどを占めましたが、ゲーム内容が今までの内容と趣向が異なり、ドキドキさせられました。生かす人物を決めるということは殺す人物も決めるです。感情移入して考えさせられる作品だといえるでしょう。最後に本作のポイントと、最終作へ向けて押さえておきたいポイントを紹介します。

  • 本作はジグソウがジルに頼んだ、ホフマンへのゲームも実行
  • ジルが封筒をポストに入れるシーン、ホフマンへの「正体はわかっている」という手紙の送り主はファイナルで明かされる
  • 次回作は暴走するホフマンと、ジグソウの意思を継ぐもの

ソウシリーズの最終作は、ジグソウの意思を継いで闘うジルやゴードン、残虐性を増して暴れまわるホフマンの戦いと言えるでしょう。どちらも善人とは言えませんが、ホフマンが生き残ってしまえばこれからもゲームは続きます。応援するのであればジル側でしょうか。