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【ソウ・ザ・ファイナル】ネタバレ結末!シリーズ伏線の丁寧に解説

2019年2月4日

「ソウ・ザ・ファイナル」は2010年に公開された映画で、タイトル通り、ソウシリーズの最終章となる作品です。本作の7年後に「ソウ・レガシー」が放映されていますが、登場人物が一新された新しいソウですので、本作でソウは完結します。 メインの被験者はボビー。偽のジグソウゲーム生還体験でテレビ出演、書籍出版でひと儲けを行っている人物です。ボビーへのゲームがジグソウの残した最後のゲームとなっています。ボビーへ仕掛けたゲームは、ボビーの嘘を知っている人物と妻を巻き込んだ5種類の殺人ゲームをクリアすることです。本作はボビーに語られるテープ内容から、更生よりも、単純に嘘つきを懲らしめるという色が強いゲームとなっています。 また本作で完結となるため、ホフマンとジルの決着や、最後の協力者も明らかになります。まずは考察を交えたあらすじを追っていきましょう。

「ソウ・ザ・ファイナル」あらすじ

映画冒頭はお馴染みの残酷なゲームからスタートします。男性二人、ブラッドとライアンの手前には大きな回転ノコギリがあります。その真上には二股をしている女性のディナが……。浮気性な女に腹を立てたブラッドとライアンは協力してディナないけにえに捧げて生き残りました。

生還体験のカリスマ:ボビー・デイゲン

ジグソウゲームの生還者として絶大な人気があるボビーは、ジグソウゲームに参加したことがないのにも関わらず、嘘をついてテレビや講演などで稼ぎまくっていました。広報担当やマネージャーはボビーの嘘を知っていましたが、妻のジョイスはボビーを信じていました。ボビーが「ジグソウ生還者の会」に出席すると、最古参であるゴードンに皮肉を言われます。ゴードンは登場するのは「ソウ1」以来ですので、久しぶりの登場となります。 一方ではホフマンの始末に失敗したジルが、ギブソンへホフマンが黒幕だという情報をリークしていました。ジルがギブソンを指定して情報を流したのは、ギブソンが過去にホフマンと揉めていたため、ギブソンであれば、ホフマンの情報に飛びつくだろうと予想したからでしょう。ジルは警察によって安全な場所に匿われます。

ジルを匿うギブソン

次のゲームを仕掛けながら、ジルを追うホフマン。ジルが警察に匿われていることを知るホフマンは、ギブソン宛に「ジルを渡せばだれも死なない。ゲームは終わる」と言います。もちろん命令に従わないギブソン。ホフマンは車の解体工場でゲームを行い、人種差別を行っていた4人組を殺害します。ギブソンを含む警察が現場に到着し、検死を行う為に死体回収を行いますが、ホフマンの仕掛けた爆弾で作業が混乱します。

誰も救えないボビー

ボビーは嘘の体験を本物にして生き残る為、何も知らずに信じてくれている妻ジョイスを救う為にゲームに挑みます。ゲームではそれぞれに、ビジネスパートナーであるニーナやケイルの命が懸かっていました。誰一人も救えずにジョイスの元へたどり着いたボビー。最後のゲームはボビー自身がついた嘘のゲームを再現したものでした。胸にフックを刺してジョイスを救おうと鎖を登るも失敗。なんの罪もないジョイスは焼き殺されてしまいました。 一方ではホフマンの罠にはまり、車解体工場に再び戻るギブソン一行。隠し部屋を見つけたが、そこで待っていたのは、検死体として運ばれているはずの死体とマシンガンのトラップでした。ギブソンたちは銃を浴びて絶命します。

ジルV.Sホフマン決着

ホフマンは検死体と入れ替わり、ジルが匿われている警察の内部に侵入しました。検視官や警察官を殺しながらジルの元へやってくるホフマン。ジルはつかまり、トラバサミの餌食にされてしまいました。シリーズ通して登場するトラバサミの、最初で最後の犠牲者がジグソウの元妻とは、ジグソウも少し気の毒です。 ジグソウからの仕事をすべて終わらせて邪魔者を消したホフマンは、アジトに火を放って逃亡しようとします。しかしそこへ現れるのが豚マスクの二人とゴードンです。捕らえられたホフマンは、ソウ1のゲーム舞台である下水処理場に閉じ込められるのでした。 最後のシーンで明らかになるのが、ゴードンが協力者としてゲームに携わってきたです。被験者の体内に鍵を埋め込む作業や、瞼を縫い合わせるシーン、ゴードンがリン・デンロンを推薦するシーンがでてきます。ジグソウ曰く「多くのゲームは先生の力なしでは成しえなかった」と言っているので、他のゲームにも携わっていることが伺えます。

「ソウ・ザ・ファイナル」登場人物

本作で登場する人物を紹介していきます。

マーク・ホフマン(コスタス・マンディロア)

ジグソウの仕事を引き継ぐも、ジグソウの意思を継いだジル、ゴードンに狙われる人物です。ジルの始末には成功しますが、思いもよらなかった協力人物のゴードンによって捕らえられてしまいます… ネタバレになりますが、続編の新生ソウでは10年間ジグソウ事件が起こっていませんので、ホフマンは死亡したと考えるのが普通でしょう。

ジル・タック(ベッツィ・ラッセル)

ジグソウの元妻です。ホフマンを仕留めそこなったことから復讐を受けてトラバサミの餌食となります。ジグソウはゴードンに「ジルに何かあった時は頼む」と言っていることからジルを守りたかったのでしょう。

ローレンス・ゴードン(ケイリー・エルウィス)

「ソウ」の第一作目の被験者とおして登場する人物です。ジグソウへ癌宣告を冷たく行ったことで、ゲームに参加させられていました。第一作名以降、生死が不明でしたが、脚を切って逃げたゴードンをジグソウが救ったことで生き延びていました。 ジグソウゲームの効果かどうかはわかりませんが、ゴードンはジグソウに協力していました。映画にタラレバはありませんが、ゼップに家族を殺されていたら、協力はしていなかったでしょう。

ボビー・テイゲン(ショーン・パトリック・フラナリー)

ジグソウゲームの嘘の生還体験でカリスマとなった男です。生前のジグソウとも面識があり、ボビーの書籍出版サイン会にジグソウは表れています。その際に「嘘をついたら石切台行きだ」ボビーを脅しており、ボビーも少したじろいでいました。 嘘の生還体験で一儲けしよう考えたのもボビー自身のアイデアではなく、一緒にテレビを見ていた友人のアイデアを頂いたものでした。

ジョイス・テイゲン(ジーナ・ホールデン)

ボビーの生還体験を信じている妻です。悪いことは何もしていないにも関わらず、最後は焼き死んでしまいます。

ケイル(ディーン・アームストロング)

ボビーの友人でマネージャーをしています。ゲームでは鍵をキャッチできずに首をつられました。

ニーナ(ナオミ・スニッカス)

ボビーの広報担当の女性です。胃の中から鍵を取り出せず、喉を貫かれてしまいました。

スーザン(レベッカ・マーシャル)

ボビーの弁護士です。長い鉄パイプのようなもので顔を貫かれてしまいました。

マット・ギブソン(チャド・ドネラ)

以前にホフマンに救われた過去がある警察官です。ギブソンが襲われた際に、ホフマンが相手を撃ち殺して救ってくれました。しかし手を挙げていた襲撃相手に対してためらいなく発砲したホフマンに不信感を覚え、上層部に報告。しかしギブソンは左遷。ホフマンは昇進という結果になりました。

<人種差別を行っていた4人グループ>

エヴァンがゲームをクリアできなかったため、皆死亡しました。

●エヴァン(チェスター・ベンニントン)

●ダン(ダル・バージャー)

●カーラ(ギャビー・ウェスト)

●ジェイク(ベンジャミン)

 

<冒頭のゲームの参加者>

二股をかけていたディナに回転ノコギリを突き立て、ブラッドとライアンは生き残りました。

●ブラッド

●ライアン

●ディナ

 

「ソウ・ザ・ファイナル」小ネタ

ソウ・ザ・ファイナルに関する小ネタ、続編のとのつながりを紹介していきます。

ボビーの生死は不明

ボビーは胸に突き刺したフックが外れ、下に落ちていますが無事でした。焼き殺されるジョイスに対して何もできず、嘆いているシーンで終わっています。ソウシリーズではメインの被験者となっている人物は皆死亡していますが、ボビーの生死は確認されていません。

ゴードンと共に登場した豚マスク二人の正体は?

本作では明かされない豚マスクの正体ですが、DVDの特典で明かされました。冒頭のゲームで生き残ったブラッドとライアンが豚マスクの正体です。それにしてもゲームの生還者をことごとく仲間にしてしまうジグソウのゲームは、恐ろしいの一言です。

「ソウ・ザ・ファイナル」まとめ

本作で完結となるソウシリーズでは全ての伏線が回収されました。一番意外だったのはゴードンが協力していたことです。第一作目で「殺してやる!」と叫んでいたゴードンはどこに行ってしまったのでしょうか。とはいえ最初から映画を楽しんでいるファンにとって、馴染みのあるキャラクター―が出てくると嬉しいものです。今後のホフマンやゴードン、ジグソウ生還者の会のメンバーがどうなっていくかを想像するのも楽しいですよね。本作でソウシリーズは完結となりますので、最後にソウシリーズのまとめを行います。

  • ゴードンは協力者だった。しかし後継者ではない。
  • ホフマンが閉じ込められたのは、ゴードンが閉じ込めれていた下水処理場

ジグソウ事件は終結しました。ジグソウのゲーム、仕事は意味があったのでしょうか。アマンダが麻薬から更生できたことや、犯罪の抑制には役に立ったと思います。しかし救えた人より死んでしまった人のが多いのも事実です。世の中の為になったとは到底言えなさそうです。 2015年公開の「ジグソウ・ソウ・レガシー」は登場人物も一新された完全に新しいストーリーになります。10年後に再びジグソウゲームが始まるという内容です。予測できない展開とグロテスクが魅力のソウのファンには必見の作品ですので是非ご覧ください。

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